元酒乱フリーランサーの断酒日記

元酒乱の断酒日記です。断酒のモチベーション継続のために書いてみる。

断酒15日目

気付いたら経ってた2週間。

まだ飲まずにいる。ノンアルコールビールは飲んだけど。

 

人間何とかなるもんだっていう感じに思えてる。

今日はまた酒で失敗した思い出でも書こうと思う。

 

飲んべぇ達が独立起業したらどうなるか。

今自分はフリーで仕事しているが、その前は知人と会社の立ち上げをやったことがある。

なんだかんだ独立起業は今が3回目だったりとかする。一人でやってる今の仕事はなんだかんだで先週で3年目に突入した。よくやったぞ、俺。

 

この時の酒の失敗は、当時のボスこと相棒との夜遊びであると言える。

 

自分はNo2として会社に関わっていたが難点があり、ボスも俺も超のんべぇだったことだ。

ボスは当時協力していたパトロンがいる会社の重役に就任しその会社から魔法のクレジットカードを貸与されていた。

正直酷い話だが、その魔法のカードで俺とボスは毎晩夜のすすきのに繰り出したってわけだ。

1次会は飯食いながら飲み、そのままいつも通りに繁華街に繰り出し電車が無くなろうが気にせず、金も気にせずを毎晩繰り返した。すすきののおねーちゃんがいる店を1か月でほぼ制覇してるんだから我ながら狂気の沙汰だ。

一度自分も魔法のカードをこんなに切りまくって大丈夫なのかと質問したことがあったが、そんな質問は無意味。結局酒と女に溺れるような日々を過ごしていた。

勿論昼間に仕事はしていたが、ぶっちゃけ鳴かず飛ばずで結果も出ていない。

 

そんな日々が2か月くらい続いた暑い夏の日。

パトロンからの呼び出し。目的は俺らのクビだ。

その日から自分たちの会社はパトロンの仕事しかしていなかったこともあって収入が全くなくなった。

その結果、俺は親戚と妻の親に借金をすることになった。

泣きながらお金を借りたことを今でも覚えている。人にお金を借りたことが今までなかったから悔しいこと、貸してくれると言ってくれたことに対してのありがたみやら色んな感情が沸き上がってきたことは一生忘れることはないと思う。

その時もボスと飲み歩いては喧嘩みたいな状況が続いていたが、今思えばそれが自分の酒乱が悪化したきっかけだったように思う。酒に溺れてやっと思いを口にして人にぶつけることができるとかいう情けない状態だ。

 

この件について今はどう思うのか?

正直バカバカしい失敗でしかないと思う。

このボスは非常に優秀な人だったが、やはりちょっと酒癖に難があったのは確かだし、俺も酒癖に関していえば同じかそれ以上に最悪だ。二人とも酒乱。どうにもなる訳がない。

もし、この時アホみたいな豪遊をせずにパトロンともしっかり会話しながら進めていたら事業は大きくなっていた可能性が高いんじゃないかと今振り返ると強くそう思う。

ボスは飲むとパトロンの言うことなんかより自分が正しいと言い続けていたが、実際自分で仕事する様になってからはパトロンが言っていたことも正しいと思う。

パトロンは地道に稼ぐために日々1円でも売り上げを上げてくれと言っていた。ボスはデカいのを一発取るのがいいと。両方正しいよね、正直。じゃあ、やっぱり資金を出してくれたパトロンの方法論にまずは乗っかるのが一番の方法だろうと。

パトロンの方法論に乗らなかったのは「酒」が原因だったと思う。一緒に腹を割って「酒」を飲んだ仲間じゃないからだ。くだらない理由だ。

この時、自分はチャンスを失ったことに今は気づいているが当時はパトロンが間違っていると思っていた。

「酒」は仲間を選別するツールになる時がのんべぇ界隈だと多々起こるように思う。量が飲めるとか飲めないとか、ビールが好きだとかワインが好きだとか。

一緒に飲まないやつは仲間じゃないから…だから意見が違った時に敵対しやすくなる。

確かにこのパトロンも腹黒い人ではあったけど、実際に出資はしてたからね。本気だったんだろうと今は思うし、チャンスを与えてくれたことには感謝している。

独立開業するとなると付き合いが増えて酒を飲む機会も増えるけど、飲まないで対応できたら最強なのかもしれないと今は思っている。

 

酒を飲んで仲間意識高めた所で襲ってくるのは覚めた後の孤独だけ。

素面で生きると寂しくなくなった理由って覚めた後の孤独がないことなのかもしれない。

 

やっぱね、こう過去を振り返ると俺は酒もういらないわって思う。

酒飲んでなかったらまた違った形になっていたのかもしれない。

1か月断酒まであと半分を切った。

また飲酒欲求は突然来ると思うが、乗り切っていこうと思う。

 

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断酒日数:15日

症状:飲みたいとかは収まった。よく耐えたわ。

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